沖縄の気候  

          

 本土の方にとって、沖縄のイメージと言えば上の写真のような感じでしょうか。
青い空、青い海の南国リゾート。 確かにそれも沖縄の一面ではあるのですが、沖縄にも冬はあります。
最寒時には軟弱者はコタツに入ります。(笑)

 逆に言えば暖房器具なしでも暮らすことができます。那覇の2月気温は15℃前後、最低気温が10℃以
下になることは稀で、日が照れば半袖でも寒くありません。沖縄の真冬は、東京で言えば10月頃の気候で
す。

 下記は北米フロリダ州中部、東京、英国ロンドン、オーストラリアのシドニー(季節を半年ずらしてありま
す)と沖縄(那覇)の気温を比較したものです。


 真夏の気候は東京と大差ありません。というより、むしろ東京のほうが暑いです。
沖縄は海に囲まれているので通風が良く、熱気がこもることがないので気温はせいぜい30℃前後、35℃
を越えることはほとんどありません。東京都心部はヒートアイランド化して35℃はあたりまえ、無風で熱気
がこもりほうだい。沖縄のほうが快適です。嘘だと思ったら8月に新聞で各都市気温を見てみてください。ほ
とんどの日は東京より那覇のほうが気温が低いです。
 
 ・・・ま、多少気温が低くても、沖縄では夏が半年も続くのですが。

 それと、大気の温度自体は高くないので日陰では涼しいのですが、日射量が本土と比較にならないほど
強いので、真夏に日光に当たると熱いを通り越して痛く感じます。(本当)
 本土の感覚で日焼け止めなしで海水浴すれば全身火ぶくれになって入院。サングラスなしで外洋クルー
ジングに出れば紫外線障害で目に激痛、涙が止まらず泣きながら帰宅することになります。(本当)



 さて、次は降水量と湿度をグラフにしてみました。棒グラフが月別降水量、折れ線グラフが平均湿度です。

 5,6月は梅雨、8月は台風シーズンなので飛びぬけて降水量が多くなっています。
その他の季節にも平均して雨が降っているように見えますが、雨の降り方には著しい季節差があります。

 夏は晴天が続いて太陽ギラギラ、台風が来れば滝のように降るけれど雨はすぐ海に流れて慢性水不足。
逆に冬はまとまった雨はほとんど降りませんが、一日中どんよりと曇って毎日のように小雨が降ります。
冬の日照時間は100時間/月 前後しかなく、湿度は夏に劣らず高く、雨が降れば湿度90%以上というこ
とも稀ではありません。

 ですから沖縄でオキナワチドリを育てる場合には日照不足と、過湿による腐敗発生が問題になります。
本土太平洋側のように湿度が低く、晴天の続く地域のほうがむしろ管理しやすいかもしれません。

 

沖縄についてもっと知りたい方はこちらのサイト >>がおすすめです。

 (沖縄の自然概要)

 (地域文化)

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