ページ 1 > 2 > 3 > 4     >>English version

 オキナワチドリって何?


日本名:沖縄千鳥    
     学名Amitostigma lepidum
(cultivate by Shinichi Miyazaki / quote from 'Monthly Magazine of Wild flowers and Alpine Plants' )

 オキナワチドリは日本特産の小型野生ランです。自生北限は南九州、南限は沖縄本
島で、それより南の八重山諸島では見ることができません。

(>> 分布地図)

 自生地はどんな環境?

 沖縄本島では風当たりの強い海岸の岩場などに、背の低い草と一緒に生えて
います。

左:海岸沿いの岩場。コウライシバなど脊の低い草が混生。
右:その拡大写真。岩のすきまのわずかな土に芝と共に生えている。
(沖縄本島 東村 / 2002年3月)

 また、人工的に作られた芝生や、時には道路沿いの緑地帯などにも種子がとびこんで
繁殖することがあります。こちらは本土でいえばネジバナの自生状況に似ています。

 ネジバナと同様、本種も環境変化(たとえば芝生が放置されて脊の高い草が優勢に
なったり)があると大群落が数年で消滅してしまうことがあります。

 継続して自生のみられる場所でも同一株が長期間観察できる場合は少なく、自然界
での寿命はかなり短いようです。

左:道路わきの草地にできた群落
右:道路わきの切り通し。むきだしの赤土の上に琉球松の根が食い込んでいる。
(いずれも沖縄本島 今帰仁村 / 2002年3月)

>もっと自生地画像を見る

 
 (トップページへ)  (前に戻る)       (次に進む)




inserted by FC2 system